人材育成・組織の活性化を進める上で必要な課題

人材育成・組織の活性化を進める上で必要な課題

1.想い(イメージ)の共有(縦と横の共有)
経営層・管理層と一般従業員の間に、会社をどうするか想い(イメージ)の乖離が生じている。
想い(イメージ)の水平展開も必要。

2.会社で働く誇りを醸成する
そもそもこの会社の人間であることに誇りやプライドを持っているのか。
近所や友人に、「俺はこの会社で働いている」と自慢出来るのか。

3.たゆまぬ向上心(常に学習する)
日本人は、学校を卒業すると全く勉強しないと言われている。欧米諸国では、働きながらも勉強する。
それが、転職したとしても通用する能力を身に付けることにつながる。
能力の向上は、仕事だけでは得られない。
仕事の延長線上でしか物事を見られないと、抜本的な解決方法を考えられず、生産性の向上は望めない。
能力の向上が、モチベーションアップにもつながる。

4.評価(施策全てを評価対象とする)
社長以外の全員が、上司から評価されている。当然、正当な評価は最重要課題。
みんな人間なので、評価に納得するかどうかでモチベーションが左右される。

5.他部門や会社全体への問題意識
社長も含めてサラリーマンなので、放っておけば、自己保身の考えを持つ。
言い方を変えると、会社の経営と家族の生活を天秤に掛けたら、後者を優先するのが人間。
上の1〜4を進めることで、他部門や会社全体に問題意識を持つ気持ちが育まれる。
個々の数字を追う能力も必要だが、良い会社になるためには、マネジメント、リーダーシップ、コーチングの能力を持つ人材を育てることが急務。

なぜ、企業に組織の活性化が必要なのか

組織の活性化とは・・・
<なぜ、企業に組織の活性化が必要なのか>


はじめに
 経済停滞期においては、放っておいて企業の売上及び利益が伸びることはありません。市場でのより少ない事業機会を勝ち取ることによって、これらを伸ばすことが出来るわけですが、ここで、「やらされ感」の強い企業と「自らやる」企業での差が出て来ます。
 「自らやる」企業とは、従業員のモチベーションが高い(活性化された)企業です。モチベーションの高い企業とは、従業員が仕事を通じて自己実現が出来る企業です。それは、仕事をすればするほど、従業員が「やりがい」を感じる組織のことです。
 現代社会においては、過去の「出世」や「報酬」だけでは、従業員のモチベーションを維持することは出来ません。そこに、「やりがい」があってこそ、モチベーションを引き出すインセンティブとなるのです。

やりがいとは
 それでは、「やりがい」とは何なのでしょうか。大きく分類して、次の3つが考えられます。
①仕事を通じて、成長する(自己実現する)
②仕事を通じて、仲間を作る(他者を知る・コミュニケーションを深める)
③仕事を通じて、社会貢献する(人から必要とされる・感謝される)

①仕事を通じて、成長する(自己実現する)
 人は皆、可能性を持っていて、人生のところどころであきらめながらも、どこかで自分自身を信じているから、生きていけるのだと思います。しかし、これには個人差があり、また、仕事に自分の可能性を賭けようと思う者、生活の糧と割り切っており仕事に可能性を求めない者が存在します。これは、至極当然のことで、優劣を付けるべきことではありません。しかしながら、より強いより成長力のある組織を目指そうとするのならば、見過ごせる問題ではありません。この問題を解決せずとも、組織が成長出来る道があるかも知れません。でも、同時に、この問題を解決することが、一番の近道なのも事実なのでしょう。では、どのような方法で、二つの考え方を一方に収斂していけば良いのでしょうか。
 営利企業ですので、強制的に考え方を改めさせ、統一する方法もあります。しかし、それは、結局、やらされ感を持った従業員を養成するだけで、活性化にはつながりません。また、従業員を選り分けるだけで、育てることの出来ない企業は、優秀な人材を確保出来ず、成長と発展は望めないでしょう。
 よって、組織を活性化させるには、個々の従業員に成長する(自己実現する)喜びを与え、自分の可能性に賭けようという意欲を持たせることが、大きな要素となることが分かります。

②仕事を通じて、仲間を作る(他者を知る・コミュニケーションを深める)
 人は、一人では生きられません。当然、仕事もたった一人では出来ません。「自分に能力があるから」と思う人がいたら、それは大間違いです。周りにたくさんの人がいて、仕事はスムーズに動いています。ということは、周りの人間との関係性を無視しては、仕事は出来ないし、よりスムーズに仕事をしようと思うなら、周りの人間との関係性をより良くしなければならないということです。
 このことから、私たちは、同じ職場の人間をもっと知る必要があることが分かります。何も知らないのに、関係性を良くすることなど出来ないからです。食わず嫌いではないですが、知る努力もしないで、決め付けた評価を下している人はいないでしょうか。また、ここで重要なのは、相手を直接知ることです。直接話をした上で、判断することです。そして、人を知るということは、一朝一夕に出来ることではありません。それぞれにここまで生きてきた長い歴史があるのですから、様々な側面があり、様々な顔があるはずです。それらを知る努力をしなければなりません。サッカー等でよく「アイコンタクト」と言いますが、相手を知らなければ出来ません。相手をよく知らないで合わせているのは、気を遣っているだけで、強い組織ではありません。
 他者を知ることには、もう一つの効用があります。自分にはないものを発見し、自分を客観化し、そして、自分に取り入れようとすることです。他者を知ることで、成長出来るわけです。

③仕事を通じて、社会貢献する(人から必要とされる・感謝される)
 あなたは、なぜ生きているのでしょうか。食べるためですか、遊ぶためですか、それとも考えたこともないでしょうか。ここにいる以上、生きるしかないと言えばそうですが、何のために生きているのか、生きていなくてもいいのではないかと考えることは、非常につらく虚しいことです。
 人から必要とされ、また、感謝されることは、誰でもうれしいと思います。それが、モチベーションを高める要素になります。まずは、身近な人から必要とされ、感謝されることですが、より広く社会から必要とされ感謝されるのは、大きなモチベーションになるでしょう。
 営利を目的とする企業も、社会の一構成員であり、社会に必要とされるから、仕事があるのです。企業は社会に還元する義務があり、それに従業員が参加することが、仕事を通じて社会貢献するということです。

組織の活性化とは

はじめまして。
勤めている会社で、組織の活性化に関するプロジェクトのメンバーをしておりまして、
ここ数ヶ月、結局、「組織の活性化って何なの?」と考えることがたくさんありました。
記録に残して行こうと思っていたのですが、せっかくなので、ブログにします。